革命の月

人生が変わるような出来事なんて、そうそう多くは起こらない。ましてや、それが毎回同じ時期に発生する確率はきっと高くはないだろう。

そんなドラマチックな展開が起こる季節が私にはある。11月中旬。今の時期だ。

 

最初の大きな出来事は大学の推薦入試。さまざまな条件から第一志望校に受からなければ進学そのものが難しい、という状況だったので、当時は自分の全てを懸けて試験に挑んだ。のちに大学デビューを果たすことになる私にとって、この入試はまさに人生を変えるチャンスを掴んだ出来事だった。

 

二つ目、三つ目は繋がっているのだが、やはり11月に大切な人と出会ったこと、そしてその人と家族になる約束をしたことだ。出会ってちょうど1年になる日、大きなバラの花束と共に素敵な言葉を贈ってもらい、今に至っている。私をいい方向に変えてくれた最初の人は大学の友人たちだが、そこからさらに良い状態に変えてくれたのが彼だ。結婚後は生活面、お金の使い方、人付き合い、ありとあらゆる面でますます良い影響を受けている。本当に感謝しかない存在だ。

 

そして最後は英語について。ずいぶん前の記事でも書いたが、私には<英語できないコンプレックス>がある。それが一層強まったのも実はこの時期。

「都会では英語ができないとバイトもできないのか…!」

11月が来るたびにこの時の気持ちを思い出し、自分に喝を入れている。

カルチャーショック - いちごとミルク

 

こうした大きな出来事が決まって11月に、しかも毎回16日〜20日頃に起こるのだ。偶然と言ってしまえばそれまでなのだが、なんだかそれ以上の何かがあるような気がしてならない。

「これが無ければ今の自分は絶対にいなかった」と思うほどの出会いや経験。その一つ一つを振り返るたび、あの時のように頑張りたい、と前向きな気持ちが湧いてくる。

次に何かが起こるのは来年か、5年後か、10年後か。それとももうそんな大きな出来事は訪れないのか。先のことはわからないが、きっとまたこの時期が来るたびに、私は少しドキドキしながら毎日を過ごすのだと思う。